タイトルと太古の海の生き物の化石などいっぱい展示されているということで、興味を惹かれました。
まず圧倒されたのは、くじらと、9500万年前に海にいた爬虫類のくびなが竜をならべた展示物。
巨大生物は昔も今も存在しています。
くびなが竜の頸骨を数えてしまいます。セラピスト病でしょうか。
化石でも標本でも、トウコツ、尺骨、手根骨など骨格がわかるものを見ると、やたら気になります。
今の私達の体の構成は、地球の生物の歴史をたどっています。
そして進化の歴史は、退化の歴史ともいえます。
何億年もかけて、多かった骨数がどんどん減っていき、退化していく。
はじめはさまざまな可能性を乗せて、いっぱいだった骨が、使わない機能はどんどん減らしていく。
昔は、骨がいっぱいだった、というのは不思議です。
私達もどこまで減らしていくのでしょうね。
身近なところでは、歯の数なんかも減っていっているそうですよ。顎が小さくなるのも退化であり進化でもあるのでしょうね。
亀の肩甲骨の解説があったので、思わず写真。
亀の甲羅は肋骨だった!?
哺乳類や爬虫類は肋骨の外側に肩甲骨があるのに、亀は肋骨の内側にあるのです。
びっくりの連続です。
そして今の甲羅は昔は革だったことがわかる化石。
肋骨が革をぴんとはった感じがわかります。
花のような化石。
アールヌーボーの作品のよう。
大好きなアンモナイトの化石。よく見ると、細かな模様がたくさん入っています。
生きているときはもっとうつくしかったのだろうな~と想像できます。
手のひらに入るぐらいの大きさのアンモナイトが欲しくなりました。
手に入れたら文鎮にします!!
不思議なのがこのサメの化石。
さめの体は軟骨なので、化石として残るのは、歯の部分だそう。
この歯は化石となったサメの歯です。
一体この歯並びはどんな感じでどこについていたのでしょうか。
この世界には想像を超えた生物がたくさんいます。
そしてたくさん生きてきました。
繁栄も、絶滅も、隆盛も衰退も、きっと何度も繰り返してきたのでしょう。
そして私達は??
およそ2億5000万年前のベルム紀末、海の生物の90%が死滅したそうです。
原因は火山の噴火や海水準の低下、酸素がなくなったなど考えられるそうです。
まさか人類がこの絶滅に関わっておりませんように、と祈ります。
もしこの絶滅がなかったら今の地球はぜんぜん違ったものになったのでしょうね。
生きている化石、シーラカンス。シーラカンスの体から突き出たひれには骨と筋肉があるそうです。
この骨と筋肉をもった部分が手足となって、爬虫類や哺乳類の元になったそうです。
私達が今を生きてるのは、この地球の長い歴史があってこそということを思い出させてくれます。
今から30数億年前の海の中で誕生した生命の子孫が私達。
最近145年カレンダーを作ったりしましたが、それどころではないですね。
30数億年の命の歴史からすると、一個の命なんてほんの一瞬。
またたく間にすぎないんだけど、30数億年間、いろいろなことがあったのでしょうね!!
面白い企画展でした。
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