2011年10月19日水曜日

皇帝の愛したガラス展 岡山県立美術館

アロマの学校が急遽お休みになり時間ができたので、岡山県立美術館に行ってきました。
ロシアの国立エルミタージュ美術館所蔵の『皇帝の愛したガラス』展が開催されています。

ヴェネティアのガラスから、ガラスの表面をエナメルで絵を描いたもの、エカテリーナのガラス工房で作られた繊細な細工のガラスの器など、ガラスの美しさと日常に使われながらも、大切に扱われてきた想いを感じました。

展示品のなかでも心にのこったのがいくつかあります。
エミールガレの作品で、ヒキガエルとトンボの作品。

ドイツでの結婚式に祝い酒を飲む用の、新郎と新婦が飲む器。
これは、スカートの女の子が杯を掲げているゴブレットなのですが、なんと二通りに使えます。
ちいさな杯は新婦が飲む用に。ひっくり返すとスカートが、新郎が飲むおっきな器となります。
びっくり!!

ナポレオンのグラス。
グラスにはNの字が刻まれ、グラスを運ぶ箱には小さなミツバチが繰り返し刻印されています。

ナポレオンの個人所有を示すといいます。
それを見て、自分のトレードマークって何だろう?と思い巡らします。
花?何の花?
鳥?何の鳥?
樹木?
それとも幾何学模様?
自分の分身ともいうべき文様を探してみたくなりました。
自分のトレードマークって持っていますか??



帰りに立ち寄った、ミュージアムショップでガラス製のやすりを見つけました。
アロマの先生がつめを研ぐにはガラスのやすりが良いといわれていて、探していたところ見つからなかったのですが、まさかの出会いです。即ゲット。
チェコガラスを日本で細工したものです。
使ってみると柔らかいすり心地で、気に入りました。

それからエジプト製の香水瓶を見つけました。
青く、紫に輝くちいさな瓶です。
いつか、自分で調合した香水を入れてみたいと思います。

宝石に似た輝きを持つガラス細工は、錬金術に通じた魔力を感じます。
そして、作り出されて何百年も大切にされてきたガラスを見ると、美しいものを美しいとめでて、大事にする気持ちを思い出します。

精巧な細工や加工がいとも簡単に大量生産がされてあふれている現代で、物を大事にする気持ちって薄れがちではないでしょうか。

とっても素敵なひと時でした。







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