2011年9月6日火曜日

秋に月見をする訳

虫の音に耳をすませて、冷たい月を仰ぎ見る、、
秋は月見の季節ですね。
昨晩はきれいな半月でした。



アーユルヴェーダで説明をすると、この月見は季節によるドーシャの変化からするととっても利にかなっています。
夏は暑い気温や強い日差しによりピッタが増大していきます。

秋になると涼しくなり、ヴァータが増大し、動きを司るヴァータは体にたまったピッタを刺激してしまいます。涼しくなっても体調が良くないなんていうことになります。


月は冷性をもち、冷たいエネルギーがピッタを押さえる効果があるといいます。(チャラカ)
普段から月光を浴びながらの散歩はピッタ体質の人にとってはおすすめです。
季節的に夏はすべての体質の人のピッタを増加させます。
秋に月見をするのは、夏の間に増えたピッタドーシャを鎮めるのに最適です。

そして、月を見ながら団子を食べますね。
団子は甘い味でピッタを鎮めます。
味のことを少し説明すると、六つの味があります。
甘・酸・塩・苦・辛・渋の6っの味です。

『最初の三つの味(甘・酸・塩)はヴァータを減らす。
次の三つの味(苦・辛・渋)はカパを減らす。
甘・苦・渋はピッタを減らす』(アシュターンガ・フリダヤ)

お抹茶は渋い味です。
月を見ながら、甘い物を食べ、お抹茶をいただくと、ピッタはピタっとおさまります。
日本古来より秋に月見をしてきたのはちゃんと意味があったのですね。

意外と何気なくしてきたことが、アーユルヴェーダではきちんと説明がつけられることがあります。
なぜなら、アーユルヴェーダは生命を扱う知恵だから。
日本人として受け継いできた伝統に、生命の知恵が息づいていますね。



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